いわゆる振り出し竿。
tl;dr
- BerkleyのGulp!ブランドのロッド「Gulp Stick Casual GSS-806ML TE」を買った
- ピュアフィッシングジャパンのB級品で4180円
- あくまでも安価なテレスコロッド
- キャスティングのしづらさや、ガイドがズレやすいというデメリットはある
- リールをつけたまま、ガイドにラインを通したまま、ケースに収納可能
- 畳んだり伸ばしたりが短時間でできるので機動力がかなり高い
- チャリランガンを多用する釣り方では重宝するロッドである
Gulp!ってあのGulp!?
Gulp!って聞くと、こういう匂い付きのワームを思い出しますが…。
今回買ったのは、そのGulp!ブランドのロッドです。例のGulp!臭は一切しません。(そりゃそうだ)
実はこのロッド、ピュアフィッシングジャパンのB級品として4180円で売られていたもので、その安さにリアクションバイトをしてしまったというわけでした…。
どんなロッド?
型番はGSS-806ML TEで、文字通り8フィートちょうどで、6本継ぎのテレスコピックロッドです。
全長:8フィート/2.43m
仕舞:55.0cm
先径:1.30mm
元径:13.7mm
自重:125g
継数:6本
ルアーウェイト:4~21g
エギ(参考):MAX3.5号
ライン:15lb/4号
投げ鐘負荷:~15号
船鐘負荷:~40号
テーパー:MF(ミディアムファースト)
カーボン含有率:カーボン織維98%、グラス織維2%
ルアーウェイト的には、ライトなシーバスやらちょい投げに使えそうなスペックになっています。まず特筆すべきは、アンダー5000円にもかかわらずセミハードタイプのロッドケースがついていること。チャリランガンが多いので、ケース付きは助かります。
ケースの形状もAbuGarciaのXROSSFIELDとほぼ同じ。8ft3inと7ft3inのパックロッドのセミハードケースの大きさのちょうど中間といった感じです。
ロッドティップカバーはウレタン製でちょっと心配ですが、そもそもセミハードケースが付属しているので、きっと問題ないはず。グリップは一部コルクが使われています。
バットの部分にはちゃんとGulp!のロゴも。
実際に使ってみてどう?
今はちょうど、メバリングのハイシーズンとアフタースポーンのシーバスが狙えるシーズンです。なので、メバリングタックルとシーバスタックルの2セットを背負ってランガンしているわけです。
メバリングにはこのAbuGarcia XROSSFIELD XRFS-734L-MBを使いつつ、シーバスには今回のGulp Stick Casualを使っています。
まず、テレスコロッドのメリットを最大限に活かせると思ったのが、リールを付けたままロッドをケースにしまえる点でした。なんなら、ラインもガイドに通したまましまえるので、ロッドを伸ばしてキャストしては、畳んでランガン、というのがスピーディーできます。
使い心地は、普段使っているAbuGarcia XROSSFIELD XRFS-835M-MBに比べれば軽量なものの、ティップの先まで重く感じ、キャスティングするさいに若干動きが鈍いな、とは思います。ただ、全く使えないわけではないですし、軽いシンペンを投げるくらいなら問題ないです。少しリアグリップが短いので、飛距離を出すのはちょっと苦手ですが、とにかく機動力・手返しは良い印象です。
あと、テレスコロッドの共通の悩みかもしれませんが、ガイドが緩んだり回ったりするので、都度都度ガイドの確認が必要になるのは避けられないです。
というわけで、Gulp Stick Casualはチャリランガンにぴったりなロッドでした。本気のシーバスタックルではないものの、機動力という面では申し分ないのがいいですね。